ロッテ伊東監督「涙は出なかったよ」31年目自身初の最下位で別れ

[ 2017年10月10日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ6―1オリックス ( 2017年10月9日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>ファンの声援に応える伊東監督
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 5年間指揮を執ったロッテの本拠地での最終戦。涙もろい伊東監督の目に涙はなかった。前を向き、ファンに語りかけた。

 「貯金をすることなく、散々な成績になりました。それも全て私の責任です。早い時期にファンの方を失望させてしまい、申し訳ありませんでした」

 6年ぶりの最下位をわびた。歴史的な低迷を続け、8月13日の試合前には41試合を残す異例の早さで今季限りでの退任を表明。自身にとっても選手、監督を通じて31年目にして初めて経験した最下位の屈辱だった。

 この日はドラフト2位の酒居が7回1失点。打線も4回に中村、田村、加藤といった若手が安打で好機を築いた。「いい形で試合を締めくくってくれた」。選手からはウイニングボールが贈られた。

 球場全体を「伊東マリーンズ」コールが包み込んだ。「みんな泣くことを想像していたと思うけど、涙は出なかったよ」と笑った。10日の楽天戦がラストゲームとなる。

 ▼ロッテ・パラデス(決勝10号3ラン含む4打点で残留アピール)最後に少しでも喜んでもらいたい一心だった。チャンスがあれば、来年もプレーしたい。もっとできるというところを見せたい。

 ▼ロッテ・酒居(7回1失点で今季5勝目)正直ピリッとしない投球をしてしまったが、今日の試合の意味合いが凄く大きかったので踏ん張れたと思う。

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