創部53年 乙訓が京都大会初V 市川監督「昨年の悔しさ晴らした」

[ 2017年10月10日 08:00 ]

秋季京都大会決勝   乙訓6―2京都翔英 ( 2017年10月9日    わかさスタジアム京都 )

 創部53年の公立校・乙訓(おとくに)が京都大会で春夏秋を通じて悲願の初優勝を飾った。エース川畑大地投手(2年)が京都翔英を相手に9回を被安打3の7奪三振、2失点で完投。117球の力投でチームを初の頂点へと導いた。

 昨秋の京都大会は準決勝で京都翔英に2―3で、3位決定戦は龍谷大平安に3―4で敗れ、近畿大会出場を逃した。2度の惜敗がチームの原動力になった。市川靖久監督(34)は「(選手は)昨年の負けから辛抱して練習を積み重ね、悔しさを晴らしてくれたと思います。川畑はストレートが走っていて、すごく安定していたので、安心して見ることができました」と部員を称えた。

 今秋は投手力を軸に鳥羽、立命館宇治など強豪校を連破。一戦ごとに力を蓄えるチームに期待は膨らむ。来春選抜大会への重要な選考資料となる秋季近畿大会は21日に大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲)で開幕する。いざ、春夏通じて初の甲子園へ――。指揮官は「近畿大会は京都の代表として一戦ずつ丁寧に頑張ります」と先をにらんだ。

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2017年10月10日のニュース