ド軍指揮官ドヤ顔 マエケン配置転換はまった「うちの“右打者キラー”」

[ 2017年10月9日 05:30 ]

ナ・リーグ地区シリーズ第2戦   ドジャース8―5ダイヤモンドバックス ( 2017年10月7日    ロサンゼルス )

<ドジャース・ダイヤモンドバックス>3番手で登板し、1回を無安打無失点に抑えて勝利投手となった前田(AP)
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 第2戦が7日(日本時間8日)に行われ、ドジャースがダイヤモンドバックスを8―5で下し連勝、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。救援に配置転換された前田健太投手(29)が5回途中に3番手で登板し、1回無安打無失点でポストシーズン初勝利。9日(日本時間10日)の第3戦に先発するダルビッシュに最高の形でつないだ。

 捕手のサインを見た前田は一瞬、迷った。6回先頭の4番マルティネスを2球で追い込んだ後の3球目。外角スライダーを要求されたが、それまでの全7球がストライクだったため「1球もボールを投げずに終われるかな」と頭をよぎった。

 だが「調子乗って一発打たれたら嫌だな」と冷静に外角に外し、最後は95マイル(約153キロ)の高めの直球で空振り三振。本拠地ファンの大きな拍手を浴び「右打者を抑えるために出たので、結果が出て良かった。(拍手は)凄くうれしい瞬間」と話した。

 3―2の5回1死で救援し、ポラックを3球三振、初回に2ランを放っていた主砲ゴールドシュミットを2球で遊ゴロに仕留めていた。ダ軍が誇る今季計95本塁打の右打者3人を9球で料理し、ポストシーズン初勝利。レギュラーシーズン最終戦に続く中継ぎ白星に「最近インチキばっかりで」と苦笑いだ。

 前田を救援に配置転換した理由がある。デーブ・ロバーツ監督は「ケンタ(前田)はうちの“右打者キラー”。普段から圧倒している」と語った。今季は右打者の対戦打率は・214。対左の・263とは差がある。5回も先頭の左打者・ペラルタを封じた後に前田を投入。6回1死から左のデスカルソを迎え前田を交代した。「右キラー・前田」は大きな武器になる。

 2連勝。敵地での第3戦はダルビッシュが先発する。88年以来の世界一へ、スイープ突破で弾みをつける。(ロサンゼルス・奥田 秀樹通信員)

 ▼ダイヤモンドバックス、トーリ・ロブロ監督 投手がいい流れをつくれなかった。(4失点の先発レイは)安定感がなかった。

 ≪田沢以来4年ぶり6人目≫日本投手のポストシーズン勝利は13年の田沢(現マーリンズ)以来4年ぶり6人目で、通算9勝目。救援では4度目となる。球数9球の白星となったが、前述の田沢の2球勝利が最少。同年リーグ優勝決定シリーズのタイガース戦でも上原(現カブス)が1回9球で勝利投手になった。複数勝利は松坂(現ソフトバンク=3勝)と黒田博樹(2勝)の2人。

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