ああ勘違い 本当は振り逃げだったのに…見逃しだったため走らずアウト

[ 2017年10月6日 19:38 ]

東都大学野球秋季リーグ戦第4週最終日3回戦   立正大3―2東洋大 ( 2017年10月6日    神宮 )

東洋大の高橋監督と田中将
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 東洋大7回の攻撃で珍しいプレーが起こった。

 1点を追うこの回、1死から中川圭太(3年)が二塁打で出塁した。続く田中将也(4年)は2球で追い込まれ、カウント0―2からの3球を見逃したがストライクの判定。ところがこれを捕手の小畑尋規(ひろき、4年)が後逸。

 ルールでは第3ストライクを宣告された時、バットを振っていなくても正規捕球できない場合には打者は一塁への進塁を試みることができるが、ここで頭をよぎったのが“振り逃げ”の言葉。田中は一瞬一塁へ走ろうとしたが、見逃しだったため止まってしまい、バックネット前までボールを捕りに行った小畑にタッチされアウト。走っていれば楽々セーフで1死一、三塁となっていた場面だった。

 試合後高橋昭雄監督も勘違いしていたらしく「振ってなくても振り逃げか」と話したほど。ストライクを後逸した小畑が“演出”したものだが、この後2本の安打が出て同点にはなっただけに、悔やまれる勘違いだった。

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2017年10月6日のニュース