西武・源田、新人王決定的!遊撃初の新人フルイニング出場

[ 2017年10月6日 05:41 ]

パ・リーグ   西武6―8日本ハム ( 2017年10月5日    メットライフD )

初回無死二塁、右適時三塁打を放った西武・源田
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 西武のドラフト3位ルーキー、源田壮亮内野手(24)は5日、今季最終戦となった日本ハム戦で新人では史上4人目、同遊撃手では史上初のフルイニング出場を達成した。初回には右中間三塁打を放ち、今季10本目の三塁打。2桁三塁打も新人ではリーグ59年ぶりとなった。歴代新人の中でも記録的な成績を残し、新人王を決定づけた。

 安どの表情が漂っていた。源田が新人で開幕からフルイニング出場を達成。61年の徳武定之(国鉄)以来56年ぶりで、遊撃では史上初の快挙だ。「終わったばかりで実感はないけど達成感がある。自分でも出来過ぎだと思う」と振り返った。

 3点を追う初回無死二塁で右中間適時三塁打。こちらも新人では59年ぶりの2桁の大台に乗せる10三塁打となった。2打席目以降は出塁できず、西川を2差で追い掛けていた盗塁王こそならなかったが、打率・270、新人歴代3位の155安打、37盗塁。新人王を決定づける成績を残した。辻監督も「遊撃手というポジションで乗り切ったのは素晴らしい」と評価した。

 初めて味わうプロの長丁場。だが、食生活を変えて乗り切った。社会人時代は試合前に食事を取れなかったが、今年5月からうどん一杯に加え、茶わんで米も平らげるようになった。寮で寝る前も卵、納豆をかけてご飯をかきこむ。「体力がなくなるのでとにかく食べた」とグラウンド外の努力も怠らなかった。

 14日からCSファーストSで楽天を本拠地のメットライフドームで迎え撃つ。「一発勝負。社会人とプロは全然違う。シーズンでやっていることと変わらずチームのためにできれば」。守って、打って、走って。短期決戦でも光を放つ。 (平尾 類)

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2017年10月6日のニュース