マー地区S第3戦先発 “好相性”ホームでインディアンス斬り

[ 2017年10月6日 05:30 ]

地区シリーズ第3戦先発が発表された田中
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 インディアンスとの地区シリーズに臨むヤンキースの田中将大投手(28)が、8日(日本時間9日)に本拠地ヤンキースタジアムで行われる第3戦に先発することが決まった。4日(同5日)、ヤ軍のジョー・ジラルディ監督が発表した。天敵が並ぶイ軍打線を、今季相性のいいホームゲームで迎え撃つ。第1戦は5日(同6日午前8時30分開始予定)に行われる。

 敵地で行われる第1、2戦でなく、田中がホーム初戦に回ることになった。ジラルディ監督は「いろいろな要素から考え、長く話し合って決めた」と話した。第1戦はグレイ、第2戦はサバシア。セベリーノが第4戦に回る。指揮官はデータ面で「グレイが一番いい」と説明。田中は今季ホームで9勝5敗、防御率3・22に対し、ビジターで4勝7敗、防御率6・48と苦戦したのが第3戦起用の要因とみられる。

 ただし、得意のホームでも侮れないのがインディアンス打線。今季20発以上を放ったエンカーナシオン、リンドア、ラミレス、サンタナの4人は、いずれも田中を通算で打率3割以上打ち込んでいる。通算348本塁打で対戦打率・455のエンカーナシオンは「田中は明日投げるのか?」と逆取材し「投球を知っている。スマートな投手」と分析。同・444のリンドアも「彼の術中にはまってバットを振らされないようにする」と腕をぶした。

 ヤ軍は敵地クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで調整。田中はキャッチボールなどで出番に備えた。3日のワイルドカードゲームの後には、セベリーノの1/3回での降板に「先発の難しさを改めて見た気がする」と話し、「チームに貢献できるように」と静かに意気込んだ。15年のワイルドカードゲーム以来となる2度目のポストシーズン登板。初の地区シリーズで真価を見せる。

 ▽田中のポストシーズン登板 15年10月6日、ヤンキースタジアムでアストロズとのワイルドカードゲームに先発し、ソロ2本を浴びて5回を4安打2失点。6回を3安打無失点のカイケルに投げ負け、チームも0―3で敗退した。

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2017年10月6日のニュース