DeNAドラ1浜口 新人王前進!10勝 球団ルーキー2桁は20年ぶり

[ 2017年10月5日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA2―1中日 ( 2017年10月4日    横浜 )

<D・中>7回1失点で10勝目を挙げ「10ポーズ」を決める浜口
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 がっちりと握手を交わした。DeNAのドラフト1位左腕・浜口は、勝利が確定するとラミレス監督と笑顔で向き合った。レギュラーシーズン最終戦で、7回4安打1失点で10勝目。球団新人で2桁勝利到達は、97年の川村丈夫以来、20年ぶりとなった。

 「9勝してから、大事な試合でなかなか勝てなかった。良い形で終われてよかった」

 1―0の3回。先頭の近藤にソロ本塁打を許したが、ここからが圧巻だった。藤井、福田、松井佑を3者連続空振り三振。4回以降は無安打で「落ち着いて3人で切ることができた」と胸を張った。

 9月3日の巨人戦で9勝目を挙げてから、3試合勝てなかった。今永から球場に向かう車中で「なかなか勝てずにプレッシャーもあると思うけど気にせず集中していけ」と言われた。今季11勝の先輩の言葉を胸に快投。球団では26年ぶりの左腕2桁勝利コンビ誕生となった。

 新人王を争う京田との対戦も3打数無安打で制した。それでも浜口は「新人王は意識しない。京田の方がシーズンを通して活躍しているので」と語った。だが、新人王争いへのアピールとともに、CSへチームに弾みをつける大きな白星だった。 (中村 文香)

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2017年10月5日のニュース