日体大 亡き部員に捧ぐ3季ぶり23度目リーグV 古城監督「みんなで絶対勝つぞという気持ちだった」

[ 2017年10月1日 18:40 ]

首都大学野球秋季リーグ戦   日体大7―2武蔵大 ( 2017年10月1日    バッティングパレス相石スタジアムひらつか )

3季ぶりの優勝を飾った日体大ナイン。相曽幸宏さんの遺影を手にする浜村和人主将(写真中央)ら
Photo By スポニチ

 日体大が開幕8連勝で3季ぶり23度目のリーグ優勝を飾った。今夏ユニバーシアードで金メダルを獲得した大学日本代表で守護神を務めた150キロ右腕・松本航投手(3年、明石商)が2失点完投と力投した。

 亡き後輩に捧ぐ優勝だった。9月25日に帝京出身の1年生、相曽幸宏さんがおたふく風邪による髄膜炎の闘病の末に亡くなった。将来を嘱望された外野手の訃報に、ナインはショックを隠しきれなかったが松本は「お通夜にも全員で参列して、相曽がこのチームにいたことを誇りに思ってもらえるように優勝しようという気持ちになった」と力に変えた。

 古城隆利監督も「彼のことを思えば苦しいことなんてない。みんなで絶対勝つぞという気持ちだった」と涙をこらえた。

続きを表示

2017年10月1日のニュース