東洋大快勝 大学代表・中川が今季1号満塁弾「完璧に近い」

[ 2017年9月30日 05:30 ]

東都大学野球 第4週第2日   東洋大11―2立正大 ( 2017年9月29日    神宮 )

<立正大・東洋大>満塁本塁打を放った東洋大の中川(左)
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 2回戦2試合が行われた。東洋大は今夏ユニバーシアード大学日本代表で、4番の中川圭太内野手(3年)が今季1号となる満塁本塁打。立正大に大勝して1勝1敗とした。日大は東範幸投手(4年)が2カ月の長期離脱からの復帰初戦で1失点完投。国学院大に雪辱した。

 打った瞬間、それと分かる打球だった。3点リードの6回。開幕7試合目でようやく飛び出した4番・中川の今季1号はダメ押しの左越え満塁弾。「完璧に近いホームランだった。なんとか打てて良かった」と安堵(あんど)した。

 今夏ユニバーシアードでは大学日本代表の3番として打線をけん引し、金メダル獲得に貢献。しかし「外国と日本の投手では球筋が違った。差し込まれて打撃が崩れた」と切り替えに苦労した。高橋昭雄監督がつきっきりで打撃を指導。体が前に突っ込んでいた癖を修正し、5回の左前2点適時打と合わせて6打点を叩き出した。

 指揮官も「やっと働いてくれた。この一勝は大きい。なんとか入れ替え戦は回避できるかな」。そうは言いながらも春秋連覇を虎視眈々(たんたん)と狙っている。(松井 いつき)

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2017年9月30日のニュース