清宮 将来メジャー挑戦で回文「完成」するか?

[ 2017年9月24日 10:00 ]

晴れやかな表情でプロ志望届を出すことを表明した早実・清宮
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 昔、回文(逆から読んでも同じ文)をネタに芸人活動していたこともあり、メジャーリーガーの名前を自然と逆に読んでいるときがある。片仮名だから回文をつくりやすい。

 例えば、昨季まで2年連続2冠王のアレナドが安打を打って喜んで絶叫する場面を見たら「これ“怒鳴れアレナド”(回文)だな」と考えたり、ヤンキースの二塁手カストロがゴロを捕って遊撃手にトスをしたら「カストロ ゴロ トスか」。コレアって凄い打者だなーって思いながら頭の中で「あれコイツ熱いコレア」とか、あれこれ考えてしまう。「あれこれコレア」も浮かんでしまった。

 回文に後から事実が追いついてくるパターンもある。開幕前、なんとなく「打点」という言葉から「なんて打点な…」と回文にしていたら「なんて打点なのさ」と続けたくなって、そうすると上に「さの」をつけるしかないから「サノなんて打点なのさ」が完成。今季開幕直後、打点を稼ぎまくっていたのはツインズの「サノ」という選手だった。回文「サノなんて打点なのさ?!」に事実が追いついてきた。

 そんな中、何年も前から頭に残っている回文が「野茂、大谷に似た大物」。日本選手のメジャー挑戦の道を切り開いた野茂選手。今オフの米移籍を決断し注目を集める二刀流・大谷選手。この2人が数年前から脳内の回文で共演しているが、野茂や大谷みたいに凄い誰かほかの人物を表すような文なので、誰か「大物」が現れないと「完成」ではない。数年後、大谷選手がメジャーで活躍している頃に海を渡るスターがいるのだろうか。

 そんなことを考えていたら、22日に早実の清宮選手がプロ志望を表明し、メジャー挑戦の夢を語った。ついに「大物」か。何年越しで回文が「完成」するか、勝手に楽しみにしている。(記者コラム・渡辺 剛太)

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2017年9月24日のニュース