緒方監督 CSへ残り試合“全部ガチ”「戦いは始まっている」

[ 2017年9月20日 05:30 ]

2年連続のリーグ制覇から一夜明け、広島駅に到着した緒方監督(中央)ら広島ナイン
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 37年ぶりのリーグ連覇を成し遂げた広島ナインが19日、神戸市内から広島市に戻った。午前11時すぎに到着した広島駅で約1800人の出迎えを受け、緒方監督は「平日にもかかわらず、たくさんの人に来てもらって、選手もまた感動したと思う。去年同様にうれしい限り」と実感を込めた。25年ぶりにリーグ優勝した昨年は東京ドームで優勝を決めた9月10日の後も遠征が続いたため、凱旋は5日後の15日。出迎えは約1500人だった。

 喜びもつかの間、視線は先へ進んでいる。指揮官は「個人タイトルを獲らせるための残り試合ではない。CSに向けての最後の7試合。戦いは始まっている」と気を引き締めた。あくまで目標は昨年逃した日本一。この日、ベテランの石原を登録抹消し「試合だけが調整じゃない。体調を整えなきゃいけない選手も何人かいる」と万全を期した。20日にはジョンソンも登録から外す見込みだ。

 リーグトップ163安打、同2位タイ90打点の丸は、緒方監督の言葉に「特に(タイトルは)意識はしない。成績は後からついてくるもの」と呼応。「CSが一つのヤマ場。結果を出せるように、より確率を上げていきたい」と言い切った。

 ☆16年広島の戦い 89勝52敗2分け、勝率・631で2位・巨人に17・5ゲーム差をつけ、25年ぶり7度目のリーグ制覇。5月22日の阪神戦で首位に浮上し、そのまま独走。9月10日に6―4で巨人を下し、東京ドームで優勝を決めた。DeNAとのCSファイナルSを4勝1敗(アドバンテージ1勝を含む)で制し、日本シリーズは日本ハムと対戦。マツダスタジアムで連勝を飾ったが、その後は札幌ドームで3連敗。本拠地に戻った第6戦も4―10で敗れ、日本一を逃した。

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2017年9月20日のニュース