イチロー チームを敗戦から救う一打 指揮官も舌巻く「彼にとって状況は関係ない」

[ 2017年9月20日 14:17 ]

ナ・リーグ   マーリンズ5―4メッツ ( 2017年9月19日    マイアミ )

メッツ戦の9回に中前適時打を放ったイチロー (AP)
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 マーリンズのイチローが19日(日本時間20日)のメッツ戦で価値ある一振り。1点ビハインドの9回に試合を振り出し戻す中前適時打を放った。

 「1番・左翼」で先発出場したイチローは、この打席まで4打席連続で凡退。マーリンズは9回を1―4のビハインドで迎えたが、メッツの守護神ラモスから2得点を奪い1点差。なおも、2死一、二塁の好機で43歳のベテランが同点打を叩き出した。

 高めのツーシームを捉えると、ライナー性の打球が遊撃・レイエスの頭上を超えてセンター前へ。この一打で延長戦に持ち込んだマーリンズは10回にリアルミュートのサヨナラ弾で2連勝を飾った。1点ビハインドの9回2死。アウトになればチームは敗戦という場面でイチローが秀逸な打撃を見せた。

 試合後にマッティングリー監督は「イチローは状況に関係なくヒットを打てる」とコメント。「それが彼を偉大にしている。いつも同じように打席に立てるから、状況は彼にとって関係ないんだよ」と殿堂入り確実な名選手のパフォーマンスに舌を巻いていた。

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