慶大・岩見が逆転3ラン 東大に36年ぶり勝ち点許さず 

[ 2017年9月20日 05:30 ]

東京六大学野球   慶大13―10東大 ( 2017年9月19日    神宮 )

3回2死一、三塁、左越えへ3ランを放った慶大・岩見は手を広げて喜ぶ
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 慶大が東大に13―10で競り勝ち、2勝1敗で勝ち点を獲得した。今秋ドラフト候補の岩見雅紀外野手(4年)が東大・宮台康平投手(4年)から今秋リーグ戦1号を放つなど2安打4打点の活躍。東大は02年秋以来15年ぶりの勝ち点獲得はならなかった。

 岩見が負ければ36年ぶりに東大から勝ち点を落とす危機を救った。1点を追う3回2死一、三塁から宮台の直球を捉えて左翼へ逆転3ラン。ドラフト候補左腕からの一発に「相手が本調子じゃない時に打てなかったら話にならない。今日は絶対に打ってやろうと思っていた」と第1戦の146キロから最速が4キロ落ちた左腕に手痛い一撃を見舞った。

 進路をプロ一本に絞る大砲は、これで現役最多15本塁打。早大・石井浩郎(元近鉄)らに並ぶ歴代12位タイとなり「歴代のスーパースターの方たちと一緒に名前が載ることはうれしく思う。でも、本塁打か勝ち点のどっちを取れと言われるなら勝ち点の方がいい」と語る。日本ハムの大渕隆スカウト部長は「(将来的には)プロで20、30本打つ力はある」と評価した。

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2017年9月20日のニュース