広島 圧巻の37年ぶりセ界連覇 敵地・甲子園で緒方監督11度舞う

[ 2017年9月18日 17:12 ]

セ・リーグ   広島3―2阪神 ( 2017年9月18日    甲子園 )

セ・リーグ連覇を果たし、ナインに胴上げされる緒方監督
Photo By スポニチ

 広島がマジック1で迎えた阪神戦に3―2で競り勝ち、37年ぶりとなるセ・リーグ連覇を達成した。台風18号の影響で17日のヤクルト戦(マツダ)が中止となり26年ぶりとなる地元Vは逃したが、2位・阪神との直接対決を制して2年連続8度目となる優勝を決めた。

 広島は初回、2死三塁からこの日32歳の誕生日を迎えた4番・松山の中前適時打で先制。4回には1死一、三塁から先発投手の野村がスクイズを決めて追加点を挙げ、2点をリードした。だが、その裏、野村が中谷にバックスクリーンへ20号ソロを打たれて1点差に迫られると、7回にはこの回から登板した2番手・一岡が先頭打者の代打・陽川にバックスクリーン左へ1号ソロを許して2―2の同点。

 そして迎えた8回、この回から登板した阪神3番手・岩崎から菊池、丸が連続四球で出塁すると、1死一、二塁で登板した4番手・桑原の初球、外角高めの直球をバティスタが叩いて左前へ勝ち越しタイムリー。8回からジャクソン、9回から中崎の継投で1点差を守り切った。

 広島はシーズンを通じて4連敗が2度あっただけで4月に10連勝、5月に7連勝、9月に9連勝と大型連勝で順調に白星を重ね、136試合目のこの日で84勝目をマーク。8月23日のDeNA戦(横浜)で23歳の若き主砲・鈴木が右内くるぶしを骨折するアクシデントに見舞われたが、代わりに4番へ座った松山が4割を超える驚異的な高打率で穴を埋めるなど圧巻の連覇となった。

 試合後、緒方監督が選手たちの手によって胴上げ、11度空に舞った。

続きを表示

この記事のフォト

2017年9月18日のニュース