巨人・吉川光、待望の移籍後初勝利「この時期になって申し訳ない」

[ 2017年9月13日 22:14 ]

セ・リーグ   巨人7-2阪神 ( 2017年9月13日    甲子園 )

ウイニングボールを手に笑顔をみせる吉川光
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 昨季オフに大田らとの交換トレードで巨人に移籍した吉川光が、待望の移籍後初勝利を挙げた。

 晴れのお立ち台での第一声はチーム・ファンへのお詫びだった。「遅くなってしまったんですけど…1つ勝ってホッとしているのと、この時期になってしまって申し訳ないです」

 12年に14勝を挙げるなど、通算48勝の実績を買われて移籍し、開幕から先発ローテーションの一角を期待された。しかし結果を残すことが出来ず、中継ぎ降格、さらに2度の二軍落ちも経験し、これが6月28日以来の一軍登板だった。

 勝てば3位浮上と言う大事な登板を任され、阪神打線に8安打打たれたものの6回無失点に抑え込んだ。吉川はその要因について「野手の方に大量点を取ってもらったのと、捕手の小林が上手くリードしてくれたんじゃないかなって思います」と先制点も挙げた広陵高の後輩に感謝していた。

 3位に浮上した巨人だが、残り試合は少ないもののさらなるチーム浮上のチャンスは残っている。吉川は「(チームは)3位じゃなくて2位を狙っているので、しっかり追いついていけるように頑張りたい」とチームへの貢献を誓った。

 高橋監督は「次もきっちり先発として投げてもらいたい」と残り試合、そしてポストシーズンでの活躍を期待した。

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2017年9月13日のニュース