阪神・石崎“救った”零封 プロ初星お預けも…1回2/3完全投球

[ 2017年9月13日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―5巨人 ( 2017年9月12日    甲子園 )

<神・巨>4回途中から2番手で登板した石崎
Photo By スポニチ

 プロ初勝利は幻に消えても、果たした仕事の鮮やかさは色あせない。阪神・藤浪の突然の乱調で“緊急登板”した石崎が1回2/3を無安打3奪三振に抑える快投。巨人に傾きかけた流れをせき止めた。

 「準備はしていましたし、焦ることなく投げられました。巨人の勢いにのまれることなく、自分の仕事ができたと思います」

 5―1の4回、死球をきっかけに藤浪が乱れ、3点を返されてなお1死一塁。打者・小林の場面で声がかかった。急な出番にも慌てず、直球の連投で空振り三振。田口も三振に仕留めて、試合を引き締めた。

 回をまたいだ5回は陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)、マギー、坂本の上位打線を3者凡退。1点のリードを守り、高橋にバトンをつないだ。そのまま逃げ切っていれば記念のプロ初勝利が付く可能性は極めて高かった。結果的に流れても、この内容なら待望の初白星を手にする日も遠くはない。活きのいい3年目27歳がブルペンの層をさらに厚くした。

続きを表示

2017年9月13日のニュース