坂本勇 阪神とのCS見据え「“巨人は強い”と思わせたい」

[ 2017年9月12日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2017年9月12日    甲子園 )

ノッカーを務める坂本勇
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 甲子園での全体練習。巨人・坂本勇は高橋監督に真横で見守られながら、置きティーの球を打ち続けた。

 「残り17試合で(上位と)ゲーム差もわずか。“巨人は強い”と思わせたい。そう思わせるだけでも、CSに出たときに違う」

 今週は2位・阪神との3連戦に、ゲーム差なしで追う3位・DeNAとの2連戦を控える。過去10年、一度も出場を逃したことのないCS出場へ。指揮官は「勝負の週」と位置づけ「こういう勝負どころは阿部や坂本が経験してきている。自然に身についている」と勝負強さに期待した。

 07年に坂本勇が入団してからチームは常にAクラス。08年にレギュラーをつかむと、5度のリーグ制覇と2度の日本一を経験した。「若いときから常に優勝争いをしている。負けられない戦いは何度も経験している」。9月は打率・161と苦しむが、10日のヤクルト戦で40日ぶりの3安打。復調気配を見せ、今季甲子園での8試合は打率・448というデータも完全復活を後押しする。

 この日はマギー、小林らにノックを打って空気を和ませる場面もあった。「初戦を取って、勢いのあるいい勝ち方ができればいい。平常心の中にも熱いモノを持っていければ」。伝統球団の威信を懸けた1週間に突入する。 (神田 佑)

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2017年9月12日のニュース