明大・斉藤 血染め154球で勝ち点ゲット「痛みと闘っていた感じ」

[ 2017年9月12日 05:30 ]

東京六大学野球第1週最終日   明大3―2早大 ( 2017年9月11日    神宮 )

<明大・早大>10回2/3を2失点と好投した明大・斉藤
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 明大が3回戦で早大を下して勝ち点1を獲得した。延長12回までもつれ、斉藤大将投手(4年)が10回2/3を投げて2失点。高橋裕也投手(3年)が1回1/3を抑え、リーグ戦初勝利を挙げた。

 斉藤が痛みに耐えて勝ち点1をつかんだ。1回戦後に左足母指球の皮がむけて出血。この日は3回から痛みが増し、交代の打診もあったが「行きます」と続投を志願した。テーピングをきつくして感覚をまひさせ、11回途中まで154球を力投。接戦を制し「痛みと闘っていた感じ。とにかくチームが勝って良かった」と涙を浮かべた。2番手の高橋は無安打無失点の好救援。12回に高瀬の勝ち越し打を呼び「斉藤さんの思いを受け継いで全力で腕を振った」と胸を張った。善波達也監督は「今日は斉藤につきる。よく頑張った」と称えた。

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2017年9月12日のニュース