明大・斉藤、初完投初完封 脱力意識で成長「まだ1勝」

[ 2017年9月10日 05:30 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦第1週第1日   明大3―0早大 ( 2017年9月9日    神宮 )

<東京六大学野球 明大・早大>力投する明大の先発・斉藤
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 秋季リーグ戦が開幕し、明大は今秋ドラフト候補の斉藤大将投手(4年)が早大相手にリーグ戦初完投初完封勝利を挙げた。春の王者・立大は東大に快勝。東大のドラフト候補左腕・宮台康平投手(4年)は救援で2回1失点だった。

 今春5位からの巻き返しを誓う秋の初戦でリーグ戦初完投初完封。明大の左腕・斉藤は喜びに浸ることなく「まだ1勝。勝ち点を取らなければ意味がない」と気を引き締めた。

 優勝したユニバーシアードの日本代表メンバー。決勝で救援し、胴上げ投手となった。これまではリーグ戦でも救援が主。春はピンチで力んで打たれる場面が多かった。代表で「周りの投手が力まずぽんぽん投げていた」と脱力を意識するように変化。6安打に抑え、4併殺を取った。

 ネット裏では11球団が視察し、西武・渡辺久信SDは「候補として十分可能性がある。また見に来る」と評した。ユニバーシアードも指揮した善波達也監督は「斉藤がみんなの期待に応えてくれた」。2季ぶりの優勝へ最高のスタートを切った。 (松井 いつき)

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2017年9月10日のニュース