早大同期の青木が鳥谷祝福「当時からストイック」不振の時テレビを…

[ 2017年9月9日 07:23 ]

セ・リーグ   阪神8―3DeNA ( 2017年9月8日    甲子園 )

03年11月、東京六大学秋季リーグで優勝した早大の鳥谷(後列左)と青木(同右)
Photo By スポニチ

 今年6月に日米通算2000安打を記録したメッツ・青木宣親外野手(35)が、鳥谷の快挙達成をニューヨークから祝福した。

 現在は戦いの舞台こそ異なるが、早大時代の同期が同じ年に2000安打に到達するという不思議な運命。「2人ともプロに入った時は2000本は想像できなかったと思う。4年間、一緒にやってきた同級生なので、うれしく思う」と喜んだ。

 高校時代から注目され、1年春からレギュラーの座をつかんだ鳥谷に対し、青木が頭角を現したのは3年春。大学入学時の印象について「とにかく(同期の中でも)突出していた。それなのに誰よりも練習し、野球に対する意識が人一倍強かった」と語る。鳥谷は2年春には東京六大学リーグの3冠王を獲得したが、同年秋は不振。「“俺、もうテレビ見ないから”と言って寮の部屋のテレビをしまった記憶がある。当時からストイックだった」と懐かしんだ。

 鳥谷の存在は、青木にとっては良きライバルであり、刺激になった。「彼の姿を見て、自分ももっと練習しないとダメだと思った」。3年春からリーグ戦4連覇を達成。2番・青木、3番・鳥谷のコンビでチームをけん引し、首位打者も青木が1回、鳥谷は2回獲得した。

 プロ入り後はともに日本を代表する選手に成長し、同じ14年目に大台に到達した。阪神一筋の鳥谷に対し、日米8球団でプレーしている青木。海の向こうから「阪神という大きな球団でずっと成績を残しているのは凄い。これからもお互いに頑張っていきたい」とエールを送った。

 ≪日米ではイチ実働13年≫日本では2000安打未到達も、日米通算で大台に達した日本人は、イチロー(マーリンズ)4349本、松井秀喜(レイズ)2643本、井口資仁(ロ)2252本、福留孝介(神)2174本、青木宣親(メッツ)2037本と5人いる。うち、2000本到達年数が最も少なかったのはイチローの実働13年。これに次ぐのが青木の実働14年で、日米、日本のみの違いはあるものの、鳥谷(神)とは同年数達成となっている。

続きを表示

この記事のフォト

2017年9月9日のニュース