前横浜高監督・渡辺元智氏 中村が攻守で復調すれば初世界一見えてくる

[ 2017年9月7日 08:43 ]

第28回WBSC U―18W杯

侍ジャパン高校代表の中村
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 【渡辺元智の目】今後の戦いでは侍ジャパン高校代表・中村の復活が鍵になる。1次ラウンドでは疲れが出ているのか体が開いていた。彼は本来、広角打法の中距離打者。最短距離でバットが出るのが最大の魅力だ。本塁打を打ちたいだろうが、まずは内角球をセンター返しする意識を持ってほしい。

 守備も重要になってくる。現地のグラウンドは甲子園に比べて硬く球がはねやすい。1次ラウンドでは捕手陣がショートバウンドの処理に苦しんでいたが、対応していってほしい。対応できれば田浦、川端、徳山のチェンジアップなど低めの球も使いやすくなり、配球の選択肢も広がる。

 1次ラウンドを見ていると日本にいないタイプの投手も多く出てきている。ベンチにいる時からタイミングを取って、選手間で情報交換していくことも大事だ。 (前横浜高監督)

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2017年9月7日のニュース