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則本から託された思い…18歳楽天・藤平 気迫109球「納得の投球です」

パ・リーグ   楽天6―1日本ハム ( 2017年9月5日    富山 )

<日・楽>圧巻の7回無失点で2勝目を挙げた藤平
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 18歳がチームの窮地を救った。楽天は5日、日本ハムを6―1で下し、連敗を10で止めた。ドラフト1位右腕、藤平尚真投手(18)が7回1安打無失点で2勝目。前回8月22日の登板でチームの連敗を6で止めた右腕がまたも連敗をストップした。日本ハム・大谷を2三振に斬るなど勇気あふれる快投だった。

 絶対に打たれたくない。打席の相手が「1年前までテレビで見ていた」という大谷に対し、藤平は気持ちを込めた。7回先頭の松本に初安打となる二塁打を浴びて迎えた無死二塁だった。

 「(ノーヒットノーランの記録が)頭に浮かんだけど、チームが勝つことが大事。1点でも与えると相手に流れが行く。二塁走者は絶対に還さないと思っていた」

 6球直球を内外に投げてフルカウントで迎えた7球目。とっておきの縦のスライダーで空振り三振に斬った。絶体絶命のピンチでも18歳の気迫が勝った。「直球で勝負したい気持ちはあったけど、慎重にコースを投げ分けた」。勝つための投球術。気迫とともに冷静さも併せ持っていた。

 再び託された連敗ストップだった。敗れれば05年の球団ワーストに並ぶ11連敗だった。前回8月22日のロッテ戦ではプロ初勝利でチームの連敗を6で止めたが、重圧がかかる上に、初の地方球場の富山のマウンド。軟らかく感じたが「踏ん張れるように」と踏み出す歩幅を狭くして対応した。4回にも大谷から三振を奪うなど、7回1安打無失点に「納得の投球です」と無邪気な笑顔がはじけた。

 初勝利を挙げた後、恩師である横浜高の渡辺元智前監督と連絡を取った。「1勝はスタートラインにすぎない。次の1勝に向けて頑張ってほしい」と声を掛けられた。翌23日に食事をした父・武美さんからは「これからだから。満足しないように」。周囲の声も受け止め「2勝目。そして5勝、10勝とできるように頑張りたい」と決意を新たにし、すぐに結果で応えた。

 前日のKoboパーク宮城での練習で則本に連敗ストップを託された。3日のソフトバンク戦で敗れたエースの涙も見た。「ああいう選手になりたいと思った。則本さんが投げて(チームも)何かきっかけになった。自分も何かきっかけを与えられたら」。18歳が気迫の109球でチームに2週間ぶりの笑顔を運んだ。 (細川 真里)

 ▼日本ハム・大谷 オーソドックスなタイプ。素晴らしいですし、ナイスピッチングだったと思います。

 ▼楽天・梨田監督(2度の連敗を止めた藤平に)素晴らしかった。凄く成長している。(ローテを任せられると)前回と今回で証明してくれた。

 ≪9年ぶり≫藤平(楽)が今季2勝目を挙げチームの連敗を10で止めた。新人投手がチームの2桁連敗を止めるのは08年10月4日広島戦の小林(横浜=14連敗)以来、9年ぶり。2リーグ制後の高卒新人では61年5月2日巨人戦の大崎(大洋=11連敗)以来56年ぶりで、パでは初めてだ。なお、連敗阻止時の年齢は大崎は19歳0カ月だったが、藤平は18歳11カ月。2リーグ制後のルーキーでは最年少での2桁連敗ストッパーだ。

[ 2017年9月6日 05:30 ]

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