脳腫瘍克服のオリ山崎福 阪神・横田にエール「いつか日本シリーズで戦いたい」

[ 2017年9月6日 05:50 ]

オリックスの山崎福
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 オリックスの山崎福也投手(24)が5日、3日に「脳腫瘍」を患っていたことを明かした阪神・横田慎太郎外野手(22)に向けエールを送った。

 「いつか交流戦か日本シリーズで戦いたいです。大変だと思うけど、リハビリを頑張ってほしい」

 他人事には思えなかった。山崎福も15歳だった中学3年の秋に生存率10%未満という脳腫瘍が発覚。その後、手術は無事に成功したが、一時は生命の危険があった。横田の報道を見たときに「心が締めつけられる思いがした」と振り返った。

 「横田選手とは偶然、街で会って話をしたことがあり本当に良い子だなと思った。だから、なんであの子がこんな目に遭わなければいけないのか、と。僕は命の危険だけだったけど、彼は命とプロ野球選手としての不安、両方があったと思う」

 横田は8月下旬の検査で症状が消え安定した状態となる「寛解」と診断され、現在はリハビリを進めている。山崎福もリハビリに時間を費やしたが、進学した日大三では野球に打ち込むことができた。「手術を受けた3月21日から、ちょうど2年後の日が、自分が出た選抜の開幕戦だったんです」。こみ上げてくるものをこらえ、見上げた空が澄み切っていたのを覚えている。

 昨年末、小学校の講演会で「脳腫瘍」の話をした際に、ざわついていた教室が一気に静まり返ったという。自らの立場を理解し「病気で苦しんでいる人のためにも、と思ったし、今回も改めて頑張る気持ちになった」と話す。山崎福と横田。2人が力と力の勝負をしたとき、多くの人たちに勇気を与えるはずだ。

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