広島・安部弾で再々々逆転サヨナラ M12再々々点灯

[ 2017年9月6日 05:40 ]

セ・リーグ   広島8―7阪神 ( 2017年9月5日    マツダ )

<広・神>9回、サヨナラ弾の安部(中央)を手荒く迎える広島ナイン
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 狂乱の結末だ。広島は9回、抑えの中崎が福留に逆転2ランを浴びても、終わらなかった。本拠地の沈んだ空気が変わる。安部だ。その裏、1死二塁からこん身の力で仕留めた打球は右中間席へ。人生初というサヨナラ本塁打、4号2ランでチームを4度目のマジック点灯に導いた。

 4月1日にもサヨナラ安打を放った、好相性のドリスが相手。2ボールからフォークを空振りし、「相手の一番いい球を打とう」と的を絞った。真ん中高めの155キロ直球を捉えた。逆転され、逆転し、逆転されてまた逆転――。ヒーローはお立ち台で「最高です!」と4度叫び、「僕の覇気を見に来てくれてありがとうございました!」と喜んだ。

 昨季までのバックアップメンバーから、レギュラーとして地歩を固めつつある10年目。5月26日に初めて規定打席に到達して以降、打率3割台を維持する。「正直、やっぱり数字はキープしたい。去年までにない経験をしていると思う。これをどう乗り越えるか」。あらゆる欲を頭から消し去り、足元を見つめながら打席に立ち続ける。3、7回にも適時打を放ち、自己最多5打点。2度の勝ち越し打、そして劇弾で締めた活躍を、緒方監督は「最後はミラクル」と絶賛した。

 苦闘を制した粘り腰は、今季の赤ヘル野球そのものだ。「やることは変わらない。一戦一戦、意識せずにやりたい」と安部。連覇へ、もう立ち止まらない。 (江尾 卓也)

 ≪12年ぶり≫広島は9回安部の自身初となるサヨナラ本塁打で逆転勝利。9回に逆転され、その裏サヨナラで勝ったのは、05年7月9日巨人戦で7―6の9回表に阿部が2ラン、その裏新井が2点適時打を放ち9―8とひっくり返して以来12年ぶりだ。

 ≪現日程での最短優勝は12日≫8月30日に消滅していた優勝へのマジックナンバーは「12」で4度目の点灯。広島は84年に3度消滅しながら9月22日に4度目となるマジック8が点灯。以後、消滅することなく優勝したが今季はどうか。現日程での最短優勝は12日。

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