ソフト“天敵”則本撃ちM12 デスパが決めた「興奮している」

[ 2017年9月4日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―0楽天 ( 2017年9月3日    ヤフオクD )

9回2死一、二塁、中前にサヨナラ打を放つデスパイネ
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 マウンドで崩れ落ちる則本とは対照的に、一塁を回ったソフトバンク・デスパイネは、ナインからもみくちゃにされて喜びに浸った。「最後に打って勝ちたかった。興奮している」。お立ち台では「デスパ!!」「イイネ〜!!」と恒例のパフォーマンスでファンと喜びも分かち合った。

 0―0の9回2死一、二塁で中前にサヨナラ打をはじき返した。直前に柳田が敬遠されたが「予想していた」と、則本の初球を振り抜いた。これで優勝マジックは12。「マジックが減っていくのはチームが一丸となっているから。投手も打者もいい仕事をしている」。勝負を決めた助っ人は、勝利に導いた左腕エースも称えた。

 5月の左肘手術から復帰2戦目となった和田は7回3安打無失点。「則本君からは1点取るのも至難の業。1点取られたら終わりだと思って投げた」。息詰まる投手戦は100球の制限があったベテランが先に降板したが、復帰以降の連続無失点を13回に伸ばした。

 術後最多103球を投げても和田は「もう1イニング行けたくらい」と笑みを浮かべる。工藤監督も「次は制限なしで行ってもらう」とエースの完全復活を確信した。最短Vは13日。この勢いでゴールまで突っ走る。

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2017年9月4日のニュース