楽天 12年ぶり10連敗…則本好投報われず 113球目痛打

[ 2017年9月3日 16:27 ]

パ・リーグ   楽天0―1ソフトバンク ( 2017年9月3日    ヤフオクD )

9回2死一、二塁、ソフトバンク・デスパイネにサヨナラ打を浴びた楽天・則本はしゃがみ込んで動けず
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 渾身の力を込めて投げた113球目をデスパイネに痛打され、9回サヨナラ負けを喫した楽天・則本はマウンドにしゃがみこんだまましばらく動けなかった。

 ソフトバンク先発・和田との息詰まる投手戦。和田が7回3安打無失点で降板する中、則本は1人で投げ続け、9回を迎えた。先頭・明石からこの試合8個目の三振を奪い、続く今宮の中前打と送りバントで2死二塁。ここで打席に迎えた4番・柳田はそれまでの3打席で一塁ゴロ、一塁ゴロ、左翼フライと完ぺきに封じていた。だが、一塁を埋めて守りやすくするため敬遠の四球で歩かせ、2死一、二塁で打席に5番のデスパイネを迎えた。

 則本は8回まで3安打無失点。打たれた3安打のうち2安打がデスパイネだった。そのデスパイネとの勝負。だが、113球目となった内角直球の初球は中前へ運ばれ、サヨナラ負け。チームは2005年8月の球団ワースト11連敗以来12年ぶりとなる10連敗となった。

 マウンドにしゃがみこんだまましばらく動けなかった則本はチームメートに抱えられながらベンチへ引き上げたが、ベンチでもタオルで顔を覆ったまま動くことができず。何人ものチームメートたちから声をかけられ、肩を叩かれ、ようやくタオルを顔から外したが、その目は真っ赤だった。

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2017年9月3日のニュース