武蔵大 本田「悪いなりの投球」で4安打完封 今春覇者・帝京大に先勝

[ 2017年9月2日 13:40 ]

首都大学野球秋季リーグ戦   武蔵大3―0帝京大 ( 2017年9月2日    バッティングパレス相石スタジアムひらつか )

<武蔵大・帝京大>4安打完封と好投した武蔵大の本田
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 首都大学野球秋季リーグ戦が開幕し、11季ぶりに1部に昇格した武蔵大が、今春リーグ王者の帝京大を破って先勝した。

 自己最速150キロを誇る右腕・本田健一郎投手(4年、日大鶴ケ丘)が4安打完封の快投。「3年春の入れ替え戦であと一歩で帝京に負けていた。忘れられない試合。きょうは絶対負けられないと思った」と気持ちを込めたマウンドだった。「調子は良くなかった」と最速は130キロ台後半だったが「悪いなりの投球ができた」。スライダー、カーブ、チェンジアップ、シンカーと変化球も効いた。バックも再三の好守で援護した。

 日大鶴ケ丘時代は背番号10で甲子園出場はなし。大学進学後からイチローも取り組む初動負荷理論のトレーニングを取り入れたことで球速がアップし、1メートル70と小柄ながら昨年には150キロを計測するまでになった。卒業後も競技は続行する予定で「優勝して、関東大会、神宮大会出場を目指す」とラストシーズンに力を込めた。

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2017年9月2日のニュース