阪神 メッセ、リハビリ開始 レギュラーシーズン復帰へ意欲

[ 2017年8月30日 05:50 ]

鳴尾浜球場でキャッチボールをするメッセンジャー
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 右足腓骨(ひこつ)骨折で離脱している阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が29日、鳴尾浜球場でリハビリを開始。故障当初は厳しいと見られていたレギュラーシーズンでの戦列復帰へ、強い意欲を示した。

 「今のところ順調。CSはもちろん、(レギュラー)シーズンが終わるまでに2試合ぐらい投げられるのではないかと思っている」

 思いは行動となって表れた。固定器具を装着したまま、約35メートルのキャッチボールを10分間。その後、虎風荘内ではバイク運動や体幹トレーニングなど精力的に動いた。

 10日の巨人戦で右足に打球が直撃し負傷降板。その後は一時帰国して患部の固定手術を行い、27日に再来日していた。日本では全治3カ月と診断されたというが、「早く(チームに)帰りたかった」との思いで米国での手術を決断。現在も患部にはプレートとボルト5本が入っている状態だが、一心不乱に早期復帰を目指す。

 助っ人の熱い決意は、1軍首脳陣にも届いた。金本監督が「1試合でも投げてくれたら、良いけどね」とうなずけば、香田投手コーチは「終盤に間に合ってくれるなら、願ってもない」と同調。慎重に状態を見極めつつ、今後の推移を見守る。

 この日は午前中に四藤球団社長も激励のため鳴尾浜を訪問した。「社長の方からも“リハビリを頑張れ”と言われた。とにかく自分の仕事は投げること。トレーナー室にずっと座ることは嫌なので、とにかく1日でも早く投げたいという思いだけだね」。ここまで今季11勝を挙げている助っ人右腕。不退転の覚悟で完全復活へ歩を進める。

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2017年8月30日のニュース