中京学院大中京8度目V、“延長50回以来”佐伯が4連続完封

[ 2017年8月30日 05:30 ]

第62回全国高校軟式野球選手権大会最終日・決勝   中京学院大中京1―0茗渓学園 ( 2017年8月29日    明石トーカロ )

<中京学院大中京・茗渓学園>3年ぶり8度目の優勝を果たし、喜ぶエース佐伯(中央)ら中京学院大中京ナイン
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 決勝が行われ、中京学院大中京(東海・岐阜)が茗渓学園(北関東・茨城)に1―0で競り勝ち、3年ぶり8度目の優勝を果たした。エース佐伯奨哉投手(2年)が1回戦から4試合連続となる完封。茗渓学園は初優勝を逃した。

 2年生エース・佐伯の力投が3年ぶりの栄冠をもたらした。威力のある直球を軸に、今大会4試合全てで完封。8度宙に舞った平中亮太監督は「素晴らしいピッチングをしてくれた」と称え、1―0の勝利に「力の差がほぼなかった中でちょっとだけうちに野球の神様が味方してくれたのかな」と振り返った。

 佐伯は「先輩に助けられてばっかりだった」と感謝。5回には主将で中堅手の内木が「佐伯を助けたかった」と安打性の当たりをダイビングキャッチ。バックは無失策でもり立てた。8回に捕逸で均衡を破り、佐伯が反撃を許さず逃げ切った。

 前回優勝した3年前は準決勝で延長50回の死闘を制した。歴史に残る試合に刺激を受けて入部したナインが再び優勝旗を手にした。佐伯は「もっといいピッチャーになって戻ってきたい」と誓った。

 ▼松井大河さん(14年に準決勝で50回を投げ抜いたエース。中京大準硬式野球部所属。スタンドで応援し)たくましい後輩。日本一を獲ってくれてうれしい。

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2017年8月30日のニュース