広陵・中村“清原超え”期待大!フリー43スイング中14発

[ 2017年8月22日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権大会準決勝   広陵―天理 ( 2017年8月22日    甲子園 )

リラックスムードで練習する中村
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 第99回全国高校野球選手権大会は22日、甲子園で準決勝2試合が行われる。21日は休養日で、4校が西宮市内のグラウンドなどで練習した。1大会5本塁打のタイ記録にあと1本と迫る広陵(広島)の中村奨成捕手(3年)は、フリー打撃で43スイング中14本の柵越えを披露した。

 「清原超え」を期待させるには、十分すぎる内容だった。快音を連発させた中村が、金属バットから木製バットに持ち替えた。その3スイング目に左翼席へ運ぶと、ここから6発連続で柵越えを見せた。その中でも5スイング目は防球ネットを軽々と越える場外弾。さらに6スイング目は左中間のスコアボードを直撃する強烈な弾道だった。

 85年、清原和博(PL学園)が持つ個人1大会5本塁打の記録にあと1に迫る。「本塁打は狙ってませんが、チームが勝てる一本が本塁打になればいい。新記録はつくりたいが、勝てば勝手についてくるもの」。計43スイングで、場外弾3発を含む14発の柵越え。安打性の当たりは実に30本を数えた。今大会4本塁打、打率・667の好調さは増すばかりだ。

 史上最多の64本のアーチが飛び交っている今大会でも、中村の注目度は群を抜く。32年ぶりに歴史を塗り替えることができるか。そんな期待を背負い、高校通算107本塁打の清宮(早実)不在の中で一躍スターに躍り出たが、平常心を貫く。「個人記録にすぎない」と続けたように、あくまでチームの勝利が最優先だ。

 練習後には近所の子供たちから人生初のサインを求められた。「自分でいいのか複雑です」とはにかみながらも丁寧にペンを走らせた。準決勝は夏2度の全国制覇を経験する天理が相手だ。「まずは日本一。厳しい攻めにびびらずに向かいます」。春3度の優勝を誇る広陵を、自慢のフルスイングで中村が悲願の夏頂点に導く。

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