【データプラス】京田&源田 36年ぶりルーキー野手ダブル新人王へラストスパート

[ 2017年8月22日 09:40 ]

新人王の期待が懸かる中日・京田
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 遊撃手コンビが新人王へ向けラストスパートに入っている。中日・京田陽太内野手(23)と西武・源田壮亮内野手(24)だ。ルーキー野手ダブル受賞は81年の原辰徳(巨)、石毛宏典(西)以来出ていないが今年はどうなるか。 (記録課・八田 朝尊)

 ともに開幕スタメンに名を連ねた京田と源田。京田は開幕戦で89年大豊以来となる球団新人安打を記録した。6月上旬からは1番に定着し、8月18日の阪神戦では11度目の猛打賞。原田、福留の球団新人記録に並び、プロ野球記録の58年長嶋(巨)の14度も射程圏に入ってきている。

 源田も主に2番で起用され116安打。石毛が持つ球団新人記録(127安打)更新は目前だ。さらに連続フルイニング出場も続いており、達成できれば史上4人目、パでは56年佐々木信也(高橋)以来61年ぶりとなる。

 2人に共通する武器は足だ。源田はチームの新人盗塁記録を塗り替えながら盗塁王争いで西川(日)とマッチレースを展開。01年赤星(神)以来史上2人目の新人王&盗塁王へ突き進む。内野安打数は京田がセ1位の33で、源田もパ5位の18。三塁打数では京田6、源田8でともにリーグトップに立っている。

 野手の新人王はセでは00年以降赤星ら7人いるが、パは98年小関(西)以来19年間いない。また、野手が同時に選出されたのは96年仁志(巨)&金子(日)など過去6度。新人同士は81年の原&石毛が最後だ。36年ぶりのダブルルーキー野手新人王へ。若きスピードスターたちが最後まで走り抜く。

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2017年8月22日のニュース