広陵が10年ぶり4強 ミラクル進出の仙台育英撃破 中村の最多記録はお預け

[ 2017年8月20日 15:52 ]

第99回全国高校野球選手権大会第12日準々決勝   広陵10―4仙台育英 ( 2017年8月20日    甲子園 )

<仙台育英・広陵>1回1死一塁、中村は左中間二塁打を放つ
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 第99回全国高校野球選手権大会第12日は20日、甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、第3試合は、投打のかみ合った広陵(広島)が仙台育英(宮城)を退け快勝。07年以来10年ぶりの4強進出を決めた。

 広陵打線は1回1死二、三塁、4番・加川の右犠飛、2死一、三塁から暴投で1点を加えると、さらに6番・大橋の適時打で加点して、この回3点を先制。3回には大橋から3者連続適時打で3点を奪ってリードを広げると、7、9回の好機も確実にものにした。

 投げては山本―平元―森―山本の継投で、相手の反撃をかわした。

 ここまで3試合連続4本塁打をマークし、85年に清原和博(PL学園)が記録した大会5本塁打の最多記録まであと1本としていた中村は、この日は5打数2安打で1四球で、本塁打は出ず。記録は準決勝以降に持ち越された。

 仙台育英は序盤の6失点が重かった。3回に3番・山田が右犠飛、6回に1点、9回にも得点し、なおも好機が続いたが届かず。今春のセンバツ優勝校・大阪桐蔭から劇的サヨナラ勝利を収めた3回戦に続く2戦連続のミラクル逆転勝利はならなかった。

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