東海大菅生 逆方向意識で9得点 若林監督「大量点狙わないのがいい結果に」

[ 2017年8月20日 10:34 ]

第99回全国高校野球選手権大会第12日準々決勝   東海大菅生9―1三本松 ( 2017年8月20日    甲子園 )

<東海大菅生・三本松>6回2死三塁、2点本塁打を放った東海大菅生・松井(右)は小玉とハイタッチ
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 猛打で初の8強進出を果たした東海大菅生が、この日も打線が爆発して4強入りの快進撃。3本の2ランをはじめ、犠飛や相手ミスに乗じてそつなく得点。若林監督も「できすぎかなという感じがします」と納得の表情を見せる。

 2試合連続完投中だった三本松のエース・佐藤との対決。「コントロールもよく、変化球の切れが良い。とにかく反対方向への打撃を意識するように」と指示したという。その言葉通り、3番・小玉と4番・片山はそれぞれ逆方向へ弾き返し「そういう意識がきっちりできていた」と振り返った。

 初戦が11得点、3回戦9得点、この日も9点を奪い勝ち上がったが「いつも打撃戦は想定していない。たまたま1点を積み重ねたのが大量点となっている。最初から大量点を狙っていないのがいい結果になっている」と好調の背景を分析した指揮官。中1日おいての準決勝へ向け「まずはコンディションが一番。あすきっちり休んで次の一戦に臨みたい」と、静かに闘志を燃やした。

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