ギータ!デスパ!マッチ!ソフトB 弾弾弾でだんだん離して最大4.5差

[ 2017年8月19日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―1楽天 ( 2017年8月18日    Koboパーク宮城 )

<楽・ソ>初回2死二塁、先制2ランを放つ柳田
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 豪快に3発で首位固めだ。ソフトバンクは18日の楽天戦で初回に柳田悠岐外野手(28)がリーグトップに並ぶ28号2ラン。7回にはアルフレド・デスパイネ外野手(31)が27号ソロ、松田宣浩内野手(34)も20号ソロと、2者連続アーチが飛び出した。首位決戦第1ラウンドを制し、2位・楽天とのゲーム差を4・5に広げた。

 雲が垂れ込め、雨が落ちてくる仙台の夜空に豪華な花火を打ち上げた。しかも3発。まず初回の柳田だ。2死二塁、岸のチェンジアップを振り抜く。高く舞い上がった打球は、バックスクリーン左に飛び込んだ。リーグトップに並ぶ28号2ランで先制点をもたらした。

 「いいスイングができた。来た球を反応で打てた。しっかり間合いが合った。行くかなとは思ったけど、(屋)外の球場で分からなかったので走った」

 前カードのオリックス2連戦は無安打。チームは連勝したが責任を感じていた。本塁打と打点でリーグ2冠に立った主砲は、安どの表情を浮かべた。工藤監督は「音を聞いて詰まったのかと思った。よく伸びた。さすが、ギータ。ナイスパワー」と称えた。

 5回終了時、イベントで用意された打ち上げ花火が強行されたが、雨の影響で無残にも白い煙が空を覆うだけ。代わりに、柳田に続く男たちが強烈な2発を打ち上げた。1点リードの7回だ。デスパイネがバックスクリーン左へ運ぶ27号ソロ。「真っすぐを狙って完璧な当たりだった」。続く松田は逆方向の右越え20号ソロを叩き込んだ。「ギータもデスパも打って、何とか続けて良かった」とうなずいた。今季唯一負け越している楽天を空中戦で蹴散らした。

 柳田、デスパイネ、松田のそろい踏みは6月8日のヤクルト戦以来今季2度目。工藤監督も「先制は投手の力になるし、7回も一番欲しいところだった」とご満悦だ。首位攻防3連戦で3連敗すれば、首位を明け渡すところだったが、大事な初戦を制した。2位・楽天に勝ち星で9差つけ、負け数は並び、ゲーム差を今季最大の4・5ゲーム差に広げた。

 チームは3連勝で貯金も今季最多35。「また明日も自分たちの戦いをするだけ」と指揮官。日本一奪回へ着実に首位固めしていく。 (後藤 実穂)

 ▽前回の松田、デスパイネ、柳田の共演アーチ 6月8日のヤクルト戦(ヤフオクドーム)、1点リードの3回にデスパイネが17号2ラン。4回には柳田の2試合連続となる14号ソロ、6回もデスパイネがこの試合2本目となる18号ソロ、松田の11号2ラン。5本塁打を含む20安打15得点で15―0と大勝した。

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