聖光学院、宿舎も同じ聖心ウルスラ学園との”聖戦”制す

[ 2017年8月16日 17:47 ]

<聖光学院・聖心ウルスラ学園>3回、2点二塁打を放ちガッツポーズの聖光学院・瀬川
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 第99回全国高校野球選手権大会第8日は16日、甲子園球場で2回戦4試合が行われ、第4試合では戦後最多11年連続出場の聖光学院(福島)と12年ぶり出場で甲子園初勝利を挙げた聖心ウルスラ学園(宮崎)が対戦。宿舎が同じで校名に「聖」が入るなど類似点も多い両校の対決でも注目を集めた1戦は、3―3の同点から連続暴投で勝ち越した聖光学園が5―4で勝利を収め、3回戦進出を決めた。

 ともにキリスト教系の学校で校名に「聖」の字が入り、ユニホームの胸部分も漢字で「聖光」と「聖心」、宿舎も一緒という“聖戦”。先手を取ったのは先攻の聖心ウルスラ学園だった。2回、1死一塁から柳田の左中間二塁打で1点を先制。さらに2年生エースで9番打者の戸郷が右前へ2点適時打を放ってリードを3点に広げた。

 だが、聖光学院は3回、1死二、三塁から瀬川の左翼線二塁打で2点を返すと、4回には2死三塁から矢吹の中前打で同点。そして3―3で迎えた5回、先頭・松本が左前打で出塁するとすかさず二塁盗塁に成功し、相手先発・戸郷のこの試合2、3個目となる連続暴投で三塁進塁、本塁生還を果たして決勝点。8回にも2死三塁から相手の捕逸で1点を加えた。

 聖心ウルスラ学園は3―5で迎えた9回、5番・請関が右翼スタンドへソロ本塁打を放って1点差に迫ったが、及ばなかった。

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