前橋育英・荒井監督「選手からいいプレゼント」53歳誕生日を白星で飾る

[ 2017年8月16日 13:15 ]

第99回全国高校野球選手権大会第8日2回戦    前橋育英3―1明徳義塾 ( 2017年8月16日    甲子園 )

<前橋育英・明徳義塾>ナインを笑顔で出迎える前橋育英・荒井監督(中央)
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 前橋育英が、明徳義塾との“夏の優勝経験校”対決を制して3回戦進出を決めた。「名門校で伝統校の明徳さんに勝てたことは非常にうれしく感じます」と荒井監督。この日が自身の53歳の誕生日でもあり「選手がいいプレゼントをくれました」と喜びもひとしおだった。

 先発の皆川が最速149キロの速球をマークするなど好投。指揮官も「持ち味を出してくれた。ストレートで押す自分の投球ができた」と安心の内容だった。それでも、9回2死から連打を許してこの日初失点となると、すかさず中堅の丸山をマウンドに送った。「8回途中から親指がつって、力が入らなくなった」(皆川)というアクシデント。その丸山が追加点を許さずゲームセット。指揮官は「あのような場面で投げたことがあるので、信頼して交代した」と、急きょの登板になった丸山を称えることも忘れなかった。

 全国制覇した13年以来の3回戦進出。4年前は「個々の能力は高くなかったが、まとまりであそこ(優勝)までいった」と振り返る。続けて「今のチームは個々の能力が高いので、それをうまくまとめれば大きな力になる」。初優勝の再現を。その手応えも感じている様子だ。

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2017年8月16日のニュース