北ナニワハヤテタイガース、涙の逆転サヨナラ決勝 王者の3連覇阻む

[ 2017年8月16日 05:30 ]

高円宮賜杯第37回スポニチ主催全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント第5日   北ナニワハヤテタイガース2―1長曽根ストロングス ( 2017年8月15日    大田スタジアム )

決勝進出を決めて大泣きする北ナニワハヤテタイガースナイン
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 大田スタジアムで準決勝が行われた。北ナニワハヤテタイガース(兵庫)は史上初の3連覇に挑んだ長曽根ストロングス(前年度優勝・大阪)に逆転サヨナラ勝ち。東16丁目フリッパーズ(北海道南)は茎崎ファイターズ(茨城)を逆転で破った。決勝は16日午前9時から同球場で行われる。

 みんな泣いた。7回先頭の中村が死球。原田が二塁打でつなぎ、舟越、倉内が立て続けに中前へ適時打を運んだ。絶対王者に逆転サヨナラ勝ちしたナインは涙、涙だった。

 中でも感極まったのが4番・倉内だ。「絶対にランナーを還そうと思った」。守りは捕手。6回に二塁走者へのけん制悪送球で先に1点を与えた。石橋孝志監督は「あの子が決めてくれて良かった。野球の神様が応援してくれた」と話した。

 兵庫県尼崎市の「タイガース」。応援席が地元球団・阪神の「六甲おろし」でエールを送ったが、相手エース林の壁は厚かった。粘って投げ合った寺田は「ずっと球の速さが変わらず凄いと思った」。意地で打ち返した舟越は「甘いコースに来た。最高、最高です!」と笑った。

 29年ぶり2度目の出場。前回は優勝した。時代を超えて、無敗ロードを頂点まで進む。 (和田 裕司)

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2017年8月16日のニュース