阪神・秋山 1軍練習合流 メッセ離脱に「自分の価値を高めるチャンス」

[ 2017年8月15日 05:30 ]

笑顔でストレッチをする秋山
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 阪神・秋山も14日に甲子園室内での1軍投手練習に合流を果たした。5日のヤクルト戦で右足に張りを訴えて3回途中で緊急降板。7日に登録を外れ、回復に努めてきた。18日の中日戦での復帰登板が濃厚。エース格のメッセンジャーの離脱で先発陣が苦しい中、“新エース襲名”へ高いモチベーションで臨む決意を明かした。

 「自分はローテに入って、まだ1年目なので、あまり大きなことは言えないけど、自分の価値を高めるチャンスだと思う。ここで、しっかり働けば周りの見方も変わってくると思う」

 ピンチはチャンス。そんな前向きな考え方が胸中を支配していた。もちろんメッセンジャーのことは心配だ。ともに08年に阪神入りしたことで「同期入団」と呼んでおり、「次に上に来た時はメッセの分も…という気持ちを持っていた」と明かした。ただ、それ以上に暗雲を吹き飛ばす快投を求められていることを実感。ならば、より信頼を勝ち取るためのマウンド…とプラス思考を強調した。

 心配された右足の不安はほぼ完治。他の先発投手と一緒に投内連係やバント処理などで確認し、「動きの中では全く問題ない。あのまま我慢してやっていたら、もっと大きなケガになって今年(の復帰)はなかった。最短で帰って来られた」と表情も明るかった。

 9勝4敗で初の2桁勝利に王手。中12日の間隔は空いても3連勝中の感覚は失っていない。「次の試合はいろいろな感情が出てくると思うが、空回りしないようにしないといけない」。一皮むけた8年目。さらに成長する夏になりそうだ。

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2017年8月15日のニュース