【中村和久の目2 捕手編】広陵・中村 早い段階で1軍でやれる素材

[ 2017年8月15日 09:35 ]

元巨人チーフスカウト・中村和久氏の目

1回戦で2発の広陵・中村
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 打てる捕手が今年ほどそろった年はないという印象だ。広陵の中村は突出していた。1回戦で逆方向の右へ2本の本塁打。キャッチングも動作が速い。左脇がしっかり閉まっていることが、二塁送球への動作も速くなっている要因だ。

 プロ志望届を出せば1位候補に入ってくる素材だと思う。プロ入りしたら、スピードある投手をどんどん受けていって、打つ方でも速い球に慣れていけば早い段階で1軍に出てこられるだろう。

 横浜・福永は初戦で敗れてしまったが、左中間へソロ。さすが、長打力は際だっていた。

 神戸国際大付の猪田は初戦の北海戦では単打2本だったが、長打力はあるだけに、この先の戦いに注目したい。

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2017年8月15日のニュース