【中村和久の目1 投手編】広陵・平元 直球とスライダーが同じ腕の振り

[ 2017年8月15日 09:30 ]

元巨人チーフスカウト・中村和久氏の目

広陵の平元
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 夏の甲子園は14日までに出場49代表が初戦を終えた。元巨人チーフスカウトの中村和久氏に「プロ注目」の逸材を聞いた。

 左投手は変化球でストライクを取れる投手が目立った。

 筆頭格は広陵・平元だろう。直球とスライダーで同じ腕の振りをするのが最大の武器。普通はスライダーを投げる時に一塁側へ手首が寝るが、平元は手首が寝ないため球種を読まれにくい。相当練習したはずだ。

 秀岳館・川端は直球とカーブが良い。田浦はその2種は川端に負けるが、チェンジアップが増えて投球の幅が広がった。これから研究される中で使いどころがどうなるかか鍵になる。右打者の膝元へクロスファイアを入れられれば、よりチェンジアップも生きてくるだろう。

 右投手では大阪桐蔭・徳山が直球に力があった。全体として制球力が上がってくれば、楽しみな投手が多い。

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