村田コーチ“俺を引退に追い込んだ”阿部に「あっぱれ!」

[ 2017年8月14日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人1―4広島 ( 2017年8月13日    マツダ )

阿部(右)と握手する村田ヘッドコーチ(左)
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 巨人・村田ヘッドコーチが後輩の偉業を祝福した。00年まで正捕手だった村田コーチは、01年に阿部が入団し、同年限りで現役を引退した。当時の印象は「凄い選手が入って来た。サラブレッド」だったという。

 「01年は開幕前にコーチに呼ばれて“阿部を使う”って言われてね。“俺は負けてない”って思っていたけどな。俺を引退に追い込んだ慎之助は、捕手としてもバッターとしても当時からよく練習して成長した。あっぱれだね」と喜んだ。01年のシーズン中には「慎之助から“村田さん、あの場面の配球はどうでしたか?”とか聞いてきた。リードの話は聞かれたら話すようにしていたね」と回想する。

 村田氏は現役時代の指揮官だった藤田元司監督から「捕手はチームが優勝してこそ評価されるポジションだからな」と何度も言われたという。「だから俺も慎之助には“優勝してこそ”と言い続けたね。あいつがマスクを被って3連覇したり、やっぱりチームの中心にいて勝ったのが凄いと思うよ」と振り返った。(川島 毅洋)

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2017年8月14日のニュース