広島打線に頭使わせ 巨人・田口 3連戦頭に価値ある完投10勝

[ 2017年8月12日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人9―2広島 ( 2017年8月11日    マツダ )

<広・巨>完投で勝利し小林(左)と握手を交わす田口
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 打者を考えさせる配球。一人で投げきる投球術。カード頭に先発する投手の役割。2年連続で2桁10勝を挙げた巨人・田口に、風格が出てきた。

 「先制点を取られたのは反省だけど、その後を抑えられて良かった。移動試合だったし何とか自分がと思っていた」。8安打を許しながら今季最多の127球を投げ抜き、自身6連勝を飾った。

 3番・丸には大胆な攻め方を試した。3打席目までに投じた8球はオール直球。8回の第4打席では4球連続でスライダーを投げ右安打を許したが、村田バッテリーコーチは「点差があって徹底できた部分もある」と意図を感じた様子だった。

 チームが5勝13敗と大きく負け越している広島から3勝目。高橋監督は「打線がいいチームに勝てているのは大したもの。日々成長している」と称えた。

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2017年8月12日のニュース