松商学園 21安打中20本が単打!盗塁絡め12点

[ 2017年8月10日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権第2日・1回戦   松商学園12―3土浦日大 ( 2017年8月9日    甲子園 )

<土浦日大・松商学園>試合に敗れ、整列する小菅監督(左から2人目)ら土浦日大ナイン
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 全国最多38度の北海に次ぐ、9年ぶり36度目出場の松商学園(長野)が投打で土浦日大を圧倒し、17年ぶりの初戦突破だ。同校OBの足立修監督にとっては1、2年生のときに出場した高校時代だけでなく、母校を指揮した15年センバツでもつかめなかった甲子園初勝利。「この子たちの夢を果たせて良かった」と喜びをかみしめた。

 早大を経てプリンスホテル入りし主将だった89年に都市対抗優勝。95〜00年の廃部まで同チームを率いたが、11年8月から母校から切り札として迎えられた。そんな指揮官がつくり上げたのが、50メートル6秒台前半の俊足を5人配した打線だ。毎回放った21安打のうち単打が20本。絡めた盗塁も全て成功の5個を数え、「チームとして取り組んでいた足が機能した」。1年夏から起用してきた背番号1の青柳真も11三振を奪い、3失点完投。「苦労したけど真のエースになってくれた」と成長を喜んだ。長野大会で29盗塁をマークした機動力と、最速145キロを誇る本格派右腕を擁する古豪。21世紀初勝利だけでこの夏は終わらない。 (高地 浩志)

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