盛岡大付“王者食い”再現へ　センバツは智弁学園破って進撃８強

第９９回全国高校野球選手権大会１回戦   盛岡大付―作新学院 （ 2017年8月8日    甲子園 ）

全員背番号が「８」でポーズを決めるＵ−１８候補の（左から）盛岡大付・植田、前橋育英・丸山、作新学院・鈴木
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　第９９回全国高校野球選手権大会（７日開幕、甲子園）の組み合わせ抽選会が４日、大阪市内で行われた。盛岡大付（岩手）は昨夏全国制覇の作新学院（栃木）と第２日第１試合で対戦する。

　盛岡大付の関口清治監督は作新学院との対戦が決まると「また前回覇者ですか」と苦笑いを浮かべた。センバツは２回戦で前年優勝の智弁学園（奈良）と激突。５―１で下し、春夏通じて１３度目の出場で同校史上初の８強入りした。さらに上の４強入りを狙う夏。指揮官はすぐに闘志を燃やし「初戦から強豪と当たるのが甲子園の醍醐味（だいごみ）」と言った。

　互角に戦うだけの戦力も十分に整っている。岩手大会１０本塁打は、横浜の１４本に次ぐ今大会出場チーム２位。その打線の核が高校通算６０発を誇る侍ジャパン高校代表候補の植田だ。２年夏、３年春と甲子園で２季連続で本塁打を放っており、「自分のスタイルはフルスイング。決まったときはマジかよと思ったけど、王者を倒したい」と「３季連発」へ意欲を見せた。

　投手陣も春の智弁学園戦で１失点完投した技巧派左腕・三浦瑞、最速１４５キロ右腕・平松の二枚看板が安定。関口監督は「勝負強くなった」と手応えを感じながら初戦をにらんだ。　（東尾　洋樹）