マー君 メジャー自己最多14K!8回1失点で8勝目 6回2死まで完全投球

[ 2017年7月29日 10:31 ]

ア・リーグ   ヤンキース6―1レイズ ( 2017年7月28日    ニューヨーク )

レイズ戦に先発したヤンキースの田中 (AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(28)が28日(日本時間29日)のレイズ戦に先発。8回を投げて2安打1失点で無四球、さらにメジャー自己最多の14三振を奪う快投で今季8勝目(9敗)を手にした。

 レイズ戦の通算成績は10試合に登板して6勝2敗、防御率4・50。しかし、今季に限っては2試合に登板して2敗、防御率20・65と打ち込まれている。

 4月3日の開幕戦では2回2/3を投げて7失点、5月20日にも3回6失点。苦手打線に対して立ち上がりが注目されたが、田中は初回を三者連続三振に切って取ると、序盤の3回を無安打無失点7奪三振と完ぺき投球を披露した。

 田中は中盤に入ってもレイズ打線から凡打の山を築き、5回まで一人も走者を出さないパーフェクト投球。味方打線もこの回までにジャッジの33号ソロなど3本の本塁打で5得点とエースを援護した。

 6回は7番から始まる下位打線。球数も62球と少なく、メジャー史上24人目の完全試合かと球場内が独特の雰囲気に包まれる中、先頭のラモスを遊ゴロ、ベッカムを投ゴロに打ち取り、17者連続凡退。しかし、9番のエチャバリアに中前打を許してしまい、大記録とはならなかった。

 それでも、続くスミスから空振り三振を奪い、今季3度目の2桁奪三振をマーク。7回もマウンドに上がった田中は簡単に2アウトとしたが、4番のデューダに右越えソロを浴びて失点。左打者のデューダに低めのスライダーをうまく拾われた。

 今季2度目の完封を逃がしたが、8回は6番・ミラーから始まる打線を三者連続三振。9回からは2番手・ロバートソンがコールされ、田中は球数109球でマウンドを後にした。

 ロバートソンは無失点で試合を締め、ヤンキースは6―1で勝利。チームの連勝を5に伸ばした。

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