【神奈川】横浜・増田2発でM1 清宮と「甲子園で対戦したい」

[ 2017年7月29日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権神奈川大会準決勝   横浜10―6桐光学園 ( 2017年7月28日 )

7回無死、右越えソロを放つ横浜・増田
Photo By スポニチ

 横浜の4番・増田が2打席連続でアーチを架け、3年連続の決勝へと導いた。神奈川大会タイ記録の3戦連発を達成した主砲は「苦しい試合だったけど勝てて、うれしい気持ちでいっぱい」と汗を拭った。

 早実・清宮は左打席からチェンジアップを捉えて左中間へ107号。増田は映し鏡のように右打席からバックスクリーン右横に叩き込んだ。7回だ。「直球を狙っていたので、やばい!と思ったけど、とにかく右手で押し込んで振り抜いた」

 野球の技術にまつわるテレビ番組を、故郷・長崎に住む母・美穂さんに録画してもらって見るなど研究に余念がない。「(現西武の)森友哉さんの大阪桐蔭時代の試合で、解説の方が“外角球を逆方向に引っ張るように打つ”と言っているのを聞いて、練習でも外の球を引っ張って逆に打つ意識でやってきた」。その成果が出た。

 9回にも左翼ポール際中段へ高校通算32号ソロ。今夏4号で、08年大田泰示(東海大相模)の1大会5本の神奈川記録に迫った。清宮の107号到達を伝え聞くと「おめでとう!と連絡します。ぜひ甲子園で対戦したい。それが自分にとっても財産になると思う」。29日の決勝は最大のライバル・東海大相模と激突する。「連覇して甲子園に行く」と強く誓った。 (松井 いつき)

続きを表示

2017年7月29日のニュース