“有給観戦”で清宮107号球ゲット 父も伝説監督も見届けた

[ 2017年7月29日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権西東京大会   早実4―1八王子学園八王子 ( 2017年7月28日    神宮 )

試合を観戦する清宮の父・克幸さん
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 清宮の107号のボールはスタンドイン後、観客の争奪戦となった。拾ったのは横須賀市の会社員で「今日だけ有休を取った。清宮の熱さが伝わってきた」と大興奮。競り負けた公務員の大場貴詞さん(25)は悔しがりながらも、清宮の父の克幸氏(トップリーグ・ヤマハ発動機監督)にラグビーの指導を受けた縁があり「私は菅生出身ですが、決勝も早実を応援します」と話した。ボールは球場係員が回収後、清宮の手元に戻った。

 克幸氏も訪れたスタンド。午前7時開門予定は6時半に繰り上げられ、報道陣は46社240人が集結。第2打席の四球では観客席からブーイング。王貞治氏を早実時代に指導した91歳の宮井勝成さんは「王も言っていたが、プレッシャーのかかる中で打っているのが凄い」と褒めた。

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2017年7月29日のニュース