5校が甲子園切符 京都成章は19年ぶり 明桜8年ぶり 千葉は木更津総合が連覇

[ 2017年7月25日 17:19 ]

<木更津総合・習志野>甲子園出場を決め校歌を熱唱する山下(左から2人目)ら木更津総合ナイン
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 第99回全国高校野球選手権大会の地方大会は25日、5地区で決勝が行われ、明桜(秋田)、木更津総合(千葉)、京都成章(京都)、広陵(広島)、明豊(大分)の5校が甲子園出場を決めた。

 秋田は、明桜が金足農を5−1で下し、8年ぶり9度目の出場。準決勝で昨年覇者の大曲工に完勝した勢いはこの日も健在だった。初回に2点を先制すると、5回に2点、6回に1点と着実に加点。投げては山口航、五十嵐、佐藤の継投で、相手に付け入るスキを与えなかった。

 千葉は、木更津総合が習志野に4−3で競り勝ち2年連続6度目の歓喜。2度リードを追いつかれる展開の中、6回、敵失に乗じて勝ち越し。試合前まで4完投うち3完封(コールド含む)だったエース山下は10安打されながらも9回を投げ抜いた。

 京都は、打線爆発の京都成章が龍谷大平安を12−6で倒し、全国大会で準優勝した1998年以来19年ぶり3度目の夏切符を獲得した。初回に1点を先制されたが、2回に8者連続安打などで9点を奪うと、3回にも3点を加え試合を優位に進めた。先発のエース北山は大量リードに守られ、1人で投げ切った。

 広島は、広陵が広島新庄の反撃をかわして9−5で勝利、3年ぶり22度目の頂点にたどり着いた。雨の影響で試合開始が1時間7分遅れ、3回には雨と雷で試合が中断する場面もあったが集中力は切らさず。4回に中村の先制ソロを皮切りに6得点。その後広島新庄の反撃から1点差に詰め寄られたが、9回に3点を入れ引き離した。

 大分は、明豊が大分商に7−0と完勝。好調の打線が決勝の舞台でも本領発揮し、12安打で7得点をあげれば、先発の橋詰が9回3安打の完封劇。投打がかみ合い、2年ぶり6度目の出場を決めた。

 予定されていた新潟大会決勝の日本文理―中越戦は降雨のため3日連続で中止。26日に順延されたが、決勝の3日連続順延は異例。

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