【埼玉】春日部共栄が2年連続4強 川畑主将が8回に決勝打

[ 2017年7月23日 18:14 ]

第99回全国高校野球選手権埼玉大会準々決勝   春日部共栄7―5叡明 ( 2017年7月23日    大宮公園 )

<春日部共栄・叡明>試合後、肩を組んで健闘を讃え合う両チームナイン
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 Bシードの春日部共栄が7―5でCシードの叡明を破り、4強入りした。2回に4点を奪われたが、1度は5―4と逆転。5―5に追いつかれて迎えた8回に、1番・川畑光平(3年)が中前に勝ち越しの2点適時打を打った。準決勝で山村学園と対戦する。

 8回まで3打数無安打だった川畑は「みんなでつないでくれたので、何とか返そうと集中しました。キャプテンとしての意地がありました」と直球を狙い打ちした勝ち越し打を振り返った。注目のスラッガー、三上ケビンを擁する叡明とは、昨夏、今春ともに1点差勝利。「気合が入って、向かってくるはずなので、それに負けない気合をもって臨みました」。その通りに2回に4点を先制されたが、主将は「落ち着いていこう」とチームをコントロールした。

 その主将を見つめる本多利治監督も目線も優しい。「ほんとに、いい男、頼れるやつで。点がほしいときに打ってくれる。集中力がすごくあって、何とかして決めようとやってくれる」と全幅の信頼を寄せる。4失点したときは「どうするんだと思った」が「1試合やるごとに成長している」と選手をほめた。

 その指揮官も、2年連続の4強を「シード校なので、ここまでこなければ話にならない」と引き締めた。準決勝の相手は、浦和学院。川畑主将は「自分たちの粘り強い野球をするだけです」と話した。

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2017年7月23日のニュース