【埼玉】花咲徳栄のドラフト候補・西川 急造ユニで3安打!盗難説も浮上

[ 2017年7月17日 19:26 ]

第99回全国高校野球選手権埼玉大会4回戦   花咲徳栄8―2武蔵越生 ( 2017年7月17日    大宮公園 )

<花咲徳栄・武蔵越生>即席のユニホームで出場する花咲徳栄の背番号「7」西川
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 Aシードの花咲徳栄がアクシデントを乗り越え、武蔵越生を8―2で破って、5回戦に駒を進めた。

 試合前日の16日夜、プロ注目のスラッガー、3番の西川愛也外野手(3年)の背番号「7」のユニホームがないことに気づき、寮内を必死に探したものの見つからなかった。「作るしかない!」との結論に達したチームは、県高野連の許可を得たうえで急きょ、赤間昂大(3年)の背番号「17」のユニホームの7の部分だけを切り取り、それを縫い付けた新しいユニホームを着て、西川は試合に臨んだ。

 急造ユニホームの西川は、初回の第1打席で遊飛。岩井隆監督は「とりつかれてるんじゃないの?」とベンチで話題になったと明かすが、第2打席以降は、9回のランニング本塁打を含む3安打2打点の活躍。岩井監督はは「とりついたものが、すっきりした」と冗談めかして話した。

 注目選手のユニホームだけを紛失したことで、部内では「盗難」の噂も流れている。2日前の15日の夜、1年生部員が寮の洗濯場に「知らないおじさんがいた」と証言したのが、盗難説の根拠だ。チームは警察に盗難届を出す意向はないが、なぞのアクシデントを乗り越えた西川は、ひと回り大きくなったかもしれない。

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